庭蝉

ブログ記事一覧

庭蝉のブログです。日々の作庭活動などを報告します。

平屋5棟完成

2021/02/ 6

  着工から3週間で平屋街区の5棟分がひとまず終わりました。たくさんの仲間たちが一丸となって作業に取り組んでくれるから私自身のストレスがほぼないというのが本当にありがたいのです。建売り物件でありながら、個人邸庭園専門を謳っている庭蝉の完全設計施工ですので、一棟一棟のデザインを洗練させた上で流れとして観る街の景色としても良くなる様に工夫をしているツモリです。。

動画をご覧ください

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しかしまだ全体の半分に満たない。。。全体が完成するのは3月末あたりです。その頃にはこの植えた木々たちが芽を吹きはじめ一層の賑わいを見せるのです。

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おめでとうございます

2021/01/12


   本年もどうぞよろしくお願いを申し上げます


 先週からバタバタと仕事始めをし、もう一気に冬籠りモードは払拭されています。また私のチャレンジでもあります「庭蝉住研究所」も着々と進行しています。やはり建築不動産業界の独特な曖昧さにメスを入れながらの進行になますが、いろいろ勉強になる事もたくさんあり楽しませていただいています。これに付きましてはまた後日改めてじっくりと書かせていただこうと思いますが、軽く写真のアップだけでも先行したいと思います。


先週、棟上を終えて屋根部材や金物固定をしている状態です。
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また、年始めの行事一貫として親方のお宅に行き、新年のご挨拶をする。。というのは口実でして、親方の美味しい手料理をいただきに行きました。

昨年末に大きな怪我をしてしまった親方ですが、順調に回復している様子で一安心しました。まだ痛いかもしれないのに変わらずの美味しい手料理。。。感服いたしました。。
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イワシの天ぷらに炊き込みご飯、青ものも忘れずに食べなさいと師匠は言う。シジミたっぷりの汁も「ウチで遠慮は要らないから好きなだけおかわりして食べろ」と。

すばらしい師に出会えた事はかけがえのない私の財産である。
言葉のセレクトが間違っているかもしれませんが、これは一種の信仰でして、庭づくりをする上でとても重要な力強いエネルギー源なのです。


そんな私も独立開業して早18年目になっております。皆さまのおかげ様で、という言葉に尽きますが、着々と業績を伸ばしてまいりました。庭蝉住研究所はそのひとつとしての私の個人的なチャレンジなわけですが、それとはまた別ベクトルでのチャレンジプロジェクトも進めています。

それは、街作りです。
ちょうど10年前に関わらせていただきました街作り、また新たなご縁をいただきましてお声掛けくださいました拓匠開発の工藤社長にはとても感謝しています。

10年前以上にしっかりとした庭蝉は大きなチームとしても充実しています。支えてくれる仲間がいます。同じビジョンを共有できる同士が集まってくれます。そんな中で庭蝉の良さが少しでも感じられる街になればイイな、と日々踏ん張っています。

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これは面白いものになる。


という感じで、私たちも年始め早々に元気に活動しております。本年もどうぞ宜しくお願いを申し上げます。

皆さまもくれぐれもお身体に気をつけていただき、この大変な時期を乗り越えて参りましょう!!


庭蝉
西田金太郎

よいお年を

2020/12/31

 皆さまにとってのこの2020年はどんな年でしたでしょう?

もはや人類史上最大規模での災害ではありますが、教えてくれる事も多い。私たちは自然界を畏れ敬うという「畏敬」の念を今再び考える必要があります。

年末の30日までお庭剪定作業に廻った私も最後のお客様に一言、「やっぱりお正月前にお庭をキレイにしていただけるのは気持ちいいですね」と言っていただける事でその自然への畏敬の念を再認識させていただきました。

どうか来年も私たち庭蝉への変わらぬご愛顧のほど、お願いを申し上げます。

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2021年は今までになく庭蝉にとっての集大成になる

それは年明けも早々に激動、一気に動き始めるのだ


それまでの一旦の冬籠もり

皆さまもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ


             庭蝉 西田金太郎


林間煖酒

2020/12/11


 林間煖酒焼紅葉. 石上題詩掃緑苔

林間で酒を煖(ぬく)むるに紅葉(こうよう)を焼(た)き
石上で詩を題するに緑苔(りょくたい)を掃(はら)う


最近、冒頭に漢文を入れてしまう事が多いので読んでる方々飽きてきてしまわないか。。。でも冒頭に入れるとなんだかカッコいいでしょう。。笑

 そんな感じで入れてるわけではないのですが、この言葉はいつもこの晩秋とも初冬とも言える時期に想い出される一句なのです。

 よく11月を過ぎた頃のお茶会などで目にする句なのですが、主客のご老人とご亭主が「そんな季節になりましたねぇ」「イイですねぇ」と言い合っていたりします。ホントかなぁといつも疑問に思うけど流している。。
 私たち植木屋はこの時期には毎日剪定作業に追われます。最近ではキャンプ用具が便利なので、休憩になれば庭の中小さな器具でお湯を沸かし白湯を飲む。ブログを書いたりするのにはこの休憩時間を使ってたりして、座るために大きな石の上の落ち葉を払えばキレイな苔が出てくる。酒でもないし詩でもないのだが、冒頭の句のシーンにかなり近い毎日を送っている。だから茶会でのあのやりとりがあるとちょっとオカシイなぁと陰でほくそ笑むのです。そんな世界知らないだろうになぁ。笑


 この年末の剪定作業の日々は毎日が淡々としていて気持ちがよく、年内に庭を綺麗にしたいと言う年間管理のお客様に喜んで頂きながら、私自身も正月に向けての安らかな気持ちに移行する期間にもなっています。休みも無いし、早朝は寒いし、高いところは危ない。。。でも毎日の中で淡々とした安らぎを感じるのです。

時にはこんな戦利品にも出会える

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ヘクソカズラの実
ツルで絡まるので嫌われる雑草ですが、折れない様に丁寧に持ち帰れば素晴らしいクリスマスリースに生まれ変わります。皆さんも見つけてみてください。割とどこにでもありますので。

ハヤニエ

2020/12/ 8

 先日ブログに書き込んだモズの「ハヤニエ」という行動

 関東では冬鳥に分類されるモズですが、見た目は大きいスズメ。一見おだやかな見た目とは逆に気性は強気で肉食。縄張り意識が高いため、自分の捉えた虫やトカゲ、カエルなどを枝に刺して「ここは拙者の陣地なるぞッ」とでも言ってるんでしょうね。。
 冬の風物詩としては割と有名ですが、実際にはあまり見る機会も減ってしまっている。。我々植木屋は毎年の楽しみだったりしています。毎年一度は見たいもの。今年はようやく有り付けました♪


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 だいぶ時間が経っていたトカゲのハヤニエは既にカリカリになっていて冬の枯れたヤマボウシの枝と同化していた。でも我々にはすぐに分かる。見えるのです。
 私たち植木屋が木を見る時には、必ず要る枝と要らない枝とそれ以外のモノに見分けます。その時にハヤニエは「それ以外」に分類されるのです。「それ以外」とはハヤニエの他にも絡んだ蔓だったり擬態した虫だったり。実に楽しい宝モノたちなのです。

街中で「キチキチキチ」という古い楽器の弦をしめ直す様な鳴声が聞こえたらすぐ近くに必ずこのハヤニエがあると思ってください。


それを見つければあなたはとてもラッキーなのです


そして私はそんな毎年のラッキーが人一倍楽しみだったりします

庭蝉住研究所(仮)

2020/11/12

      いかがお過ごしでしょうか

 千葉市郊外では安定した気候の中、冬鳥たちがよく鳴いています。この時期は剪定作業で木に登っているとトカゲやバッタが枝に刺さっている時がある。モズのハヤニエという行動です。今年はまだお目にかからず。。。

 さて


 依然としてコロナ禍が継続する最中、あらゆる価値観が覆ろうとしている。それは建築業界でもそうなのかも知れません。今まさに、建築史にも変化が訪れようとしている。というより、変化を起こそうとしている。。。私が。。。


 詳しく説明する前に、前提として話さなければならない事があります。

庭蝉はあくまでこれからも今までと変わらない活動、関係を維持しつつ、関係する同業他社様や建築業者様、ご依頼くださっているお客様に感謝と恩返しをしながら生きていくのが前提であり、ひとつの筋道を通す事につながります。これを根底にご理解いただきながら聞いていただきたいのです。

 この度、建築物を含めた庭の提案を始めました。庭の延長線上で考える家、空間、室内のご提案です。

この発案に至った理由は明確に2つあります。

1つめは、このコロナ禍の中で庭空間がより一層の重要性を帯びてきたことによって、庭的な開放感のある建築を提案できるのではと思ったこと。

これを考えることは割りかし容易で造園屋のほとんどが頭をよぎるのではないか。重要なのは2つめの内容です。

2つめは、現状の日本の建築業界のモノづくりの流れが、あくまで建築家からの入り口がほとんどで、我々造園業界は建築屋さんから話を頂いたり、あるいはお施主様から直接仕事の依頼を受けるにしても、建築屋さんや建築物が既に決まった状態から、その周りの外構や庭園の相談を受けることがほとんどなのです。

  常日頃から私は思っていました

この仕組み骨組みがお施主様にはとてもデメリットが大きく、資金面においても、労力的にも負担増だったのです。それを打破できる仕組みを作りたかった。

つまり簡単に言うと、今よりも安くて分かり易い、「良い住まい」作りが可能になるのです。


 例えばの話です。私がお施主様から依頼を受けて、建築以外は何もない、完成したてのお宅に伺った時のことです。外水栓が建物の脇に1つ付いていて、それをリビング前に移動するのに配管作業が必要になる。また、リビング前には庭に出るためにコンクリート製の靴脱ぎがある。それをウッドデッキに替えるために我々はそのコンクリートを壊したりする。これらは全て、建築計画の最初の時点で造園屋が関われていれば皆無のムダな工事です。そしてそれらは全てお施主様の負担になっています。この手の内容は他にも沢山あるのです。

また別の例えをするならば、私が建築屋さんから造園依頼を頂けた場合、「直接お施主様とやり取りしてください」と言う良心的な業者さんもいます。現状私が取引のある建築業者様は全てそういう関係の中で成り立っています。しかし過去には、私の見積額に建築業者は1〜3割のマージンを乗せお施主様に提示していたりします。このマージンは業界的に基本的には3割なのですが私はそんなバブル期と変わらない様な無駄な上乗せはお客様に掛けたくないと建築屋さんと直談判し、せめて1割にしようと提案しています。叶うところではそうさせていただいてきました。しかし私にとっては、その1割すら無くてもいい。建築屋さんは建築物で儲けがあれば良いのです。そのマージン分を造園に使うことが出来たらどれだけ充実した住まいになるか。


  以上を踏まえ改めてご提案します

庭蝉は庭空間の提案に、建築計画も含めた住まいの提案を始めました。住まいを新しく作る、もしくは作り替える際に1番最初の窓口になる存在、入り口。

ここではこれまで培ってきた、建築業者との繋がりを活かして、お施主様のライフプランに寄り添った建築業者をご紹介する事ができるのです。その際の私の紹介料などは無料です。私はあくまで造園屋なのでそのお宅の庭空間で仕事が出来たらそれで本望なのです。この流れの中では建築と造園の関係は極めてスムーズで明確になるのです。そして、これはあくまでも今まで庭蝉が関わってきた建築業者様との関係とほぼ変わらず、ただ入り口が庭蝉からになるだけです。お客様は好きな建築業者を選ぶ事もできますし、庭蝉にお任せいただければお客様のライフプランにあった建築業者を紹介させていただきます。


 そんな些細な閃きを形にできる空間を選びに選び抜いた、と前回のブログで綴ったわけです。モデルハウス含めたモデルガーデンです。来春完成予定になります。日本人は古来から建築物と外の自然を融和しながら日々の暮らしを営んできました。土間や縁側、土庇(どひさし)などはその例になります。ある時は建物の内部機能を持つ空間が外に出たり、ある時には外の要素が建築内部に取り込まれたり、あらゆる融和が繰り返されている。それは現代的に言えば、建築業者の提案する庭空間があるならば、造園屋が提案する建築物があっても良いと言う事。


大袈裟な事を言えば、中世日本の名作である桂離宮。

その空間構成はほとんど造園に委ねられていて、建築物はその景色の中に完全に包括されている。金額面でも桂離宮は全体の8割以上を造園に使っているというのです。究極を言えばそういう事です。本来ならば、日本の快適な住まい作りには造園と建築がもっと融和をしなくてはいけないと思うのです。


  と、まあ。。。

   ついつい長文書いてしまいましたが。。。
   


        たまにはこんな理詰めの文章を
        ダラダラと書いてみるのもいい


   

建築を含めた
快適な住まい作りを庭蝉はご提案します


庭蝉住研究所(仮)のホームページはただ今構築中ですが、庭蝉ホームページのお問合せよりご連絡くだされば対応させていただきます。


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昨夜一声雁

2020/11/ 2


  さくや いっせいの かり

と読みます。ちょうど立冬前のこの時期に雁の群れが一斉に南下してくるわけですが、それを肉眼で確認できるのは明るい時間帯だったりしますよね。しかし、夜に一声雁の声を聞いた。それは気づかず聞き逃してしまう様な「くぇぇ」という僅かなサイン。。。


 陽が落ちるのが日に日に早まり、忙しなく現場を切り上げ置き場に戻りトラックのエンジンを止めると、周りの森は闇と共にひっそりと静まり返っていた。その時に遠くから聞こえた季節の報せだった。

 これは群れではない、先陣をきった斥候の一羽。冬の始を告げにやって来たかのような、遥かシベリアの凍る大地の吐息のような小さな一声を聞いたのだ。


 表題は昨夜一声雁。これは禅語としてよく茶掛などに使われる言葉です。対句になっていて、

昨夜一声雁 清風萬里秋  
さくやいっせいのかり せいふうばんりのあき

という流れです。閃きが走り、時代が大きく動いていく。という様な意味になっていますが、私はこの季節の侘しさを非常に端的に表していていいなぁといつも思うのです。


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 ほんの僅かな閃きをかたちにする遊びの

 その舞台になる場所を選びに選び抜いた

 まずこの地に坐します神様等に頼るのだ

明日は大勢の雁の群れがキレイな陣形を保ちながらこの空を超えて行くのだろう。

                  明日も良い日になる

秋の想い

2020/09/20

      涼風が心地よい季節になりました

      みなさまいかがお過ごしでしょう


 こんな情勢状況ではありますが、それらに効く1つの選択肢としてのプロジェクトをいよいよ本格的に構築中です。これは私が10年以上前から考え温めていた構想です。しかし中々きっかけを掴めずに温々とさせてしまっていたのも事実。このコロナ禍の中での一手としては最善ではありながら、私としては既に遅かっただろうという少し焦る気持ちもあります。


 という。。。


 至極中途半端な表現に留めてしまっていますが、今回はこれくらいで、、

 

 夜虫たちが鳴き誇り、植物たちは成長を一気に弛め秋の夜長を楽しんでいる

 ホッと一息ついた植木屋もまた自分の好きなこの季節を楽しんでいるのです


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      大谷石の壺
      マルバマンサクの葉が照り始める

      近くの田は刈り取りの時期で
      スズメたちが肥り始めている


この時期に茶道ではスズメのお道具が出てくる時がある。[ふっくらスズメ]と呼ばれているこの時期ならではのものです。

秘境

2020/08/25


     またしばらく更新が滞ってしまいました。。

 皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。まだまだ毎日暑いです、体調など崩されませんように。。。

 私はと言えば、このご時世に在りながらも変わらずの毎日汗だくの労働者です。外仕事、独り作業で続けてきた十数年が功を奏して今のところなんとかなっていると思っています。元より個人主義、そして仕事が楽しいわけですからただただこの身の置かれた環境に感謝をしながら、たまに仕事帰りに気になる景色を撮影してみたりしてムフフと独り満足していたりします。

今日はいつも気になっていた国道沿いの街灯。いい景色だなぁと密かに見ていた場所をようやく撮影できた。
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なんかこういうのがスゴい絶景だと思います。自分だけしか知らない、というのは絶景の1つの要素ですよね。

振り返ると弓鉉のような細い月が労働者を労ってくれた。
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     今日も良い1日だったのかもしれない

穀雨の恵

2020/05/23


  雨の日が続いています


しかし夏季剪定を終えた庭に降る雨はまた絶景を生み出す要素にもなっています。そんな雰囲気の良い写真を載せていこうと思っています。

 昨日の君津市のお庭は7年ほど前の庭蝉施工ですが、かなり雰囲気変わりまして、植物たちが力が漲っているのです。いつもこんな景色を目の当たりにする度に、こういう仕事に関われている事を有り難く感じています。

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